2012-07-31 Tue
先日、久しぶりに洋服を買いました。 今の家は以前住んでいた家より少々こじんまり。
なにより収納が少ないので、物を減らさねばなりません。
しかし、ぬいぐるみ作りは材料から本体からかさばるものばかり。
プラス前の記事のように、ジワリお気に入り仲間も増えているわけでして。
そんなわけでゆっくりペースですが手持ちのものを処分しています。
まずは服やら靴やら、体形変化や年齢的に微妙に似合わなくなったものはこのさい思い切っておさらばです。
だいぶ減らしたけどまだまだ…。もう少しすっきりさせたい。
しかしその反動か、今着たい、着られる服が少なくなったみたいに思えて。
折りしも夏のバーゲンはひと段落。混雑も落ち着いている頃合いかと、見たいお店が集まるあたりへGO。
狙いは、できれば品が悪くなく、できれば家で洗えて、できればお値段控えめのワンピースなど。
「更にお値下げ!」な時期に味方され、運よくそんな感じの商品を見つけることができました。
気をよくして、以前から気になっていたお店ものぞいてみることに。
雰囲気も品物も好きな感じ。いわゆる好み!なのですが、好きと似合うは残念ながら一致せず。
自分にはとうてい似合いそうにないと眺めているばかりでしたが、そこはせっかくのセール。
「こ、これならもしやイケルのでは」、な一品を選び出し試着しちゃいました。
入った。着れる。だがどうなんだ?かわいらしい服だぞ?おまえでいいのか?服がかわいそうではないのか?
しばし自問自答。
そうだ、今自分はぬいぐるみを作る人。そういうキャラってことで大目にみてもらおう。
いや、どういうキャラだよ、誰に大目にみてもらうんだよって感じですが、気に入ってしまいましたのです。
特に生地が。オリジナルプリントなのかなあ。メルヒェンだが甘すぎない素敵バランス。
洗濯時にはアイロンがけ必須、座りじわもできやすそうな最近は避け気味な素材ではあるのですが。

▲手描き風の木々が柄の主役ですが、こっそり猫?
地色がグレーっぽく写ってしまっているよ…。

▲すそレースつきのカーディガンは別のお店のもの。
ワンピの色はこちらが近いので。淡い水色です。
そういえば以前から、その柄に惹かれて選んでしまうことが多々あったように思います。
無地の中では柄物が目立つゆえ、つい手に取ってしまうのはありがちですよねえ。
組み合わせはいつもあとから考える。好きなもの同士ならば意外と大丈夫…と思っている。
そういえばめったには買わない器も、地震後の新規参入組は柄付きでしたよ~。

▲珍しく気に入って、考えた末購入した作家物のお茶碗。
毎日活躍中!
なんでもそうですが、好きだと思えるものは見つけるだけでも滾りますよね。
その上そばに置くことができたなら、愛でつつもたくさん出番を与えたい。
新しい出会いの前に、処分という憂き目にあったものたちへの反省も込めて。
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2012-07-29 Sun
28日土曜の夜は隅田川花火大会でしたね。 我が家も見にでかけました。
少し前に下町界隈に越してきたため、歩ける距離で花火が観賞できるはず、たぶん。
とはいえ、どのあたりならよく見えるの?、場所取りしなくちゃ見れないの?
てんで初心者なくせに調べもせずいきあたりばったりで、とりあえず見えそうな方向へ歩いてみることに。
おお、いつもの道が途中から通行止めに!
そしていつの間にビニールシートに座った人々に占拠されておる!
歩ける場所は限られて、方々からどんどん集結する人々とともに、先へ先へと流されます。
もともとあまり遠くまでは行かないつもりだったので、
少し開けた交差点近くのガードレール付近に空いた場所を目ざとく見つけ、そこに陣取りどんなふうに花火が見えるか待つことに。
少し待つと始まりましたよ!よし、まあ見える。
こんもりした木々と信号と街頭と建物に五分の二、いや風向きによっては半分ほど隠れていますが、
音と光は距離があるにしては思っていたよりおおきく、ガードレールに座ってゆっくり堪能しました。

▲iphoneで撮ったら
なんかの爆発?的な写りだなあ
ちなみにいくつかの白い輝きは街頭

▲道いっぱいに座る花火を見る人々
実際はもっとはっきりきれいに花火見えてマス
花火終了後は皆さん満足げにゆっくり帰路に。
人出はかなり多かったけど、有名なビュースポットでもないのでなごやかムードでした。
帰り際、自宅近くの道が自転車でいっぱいになるのを見てやはり大半は近隣の方々なんだなあと実感。
来年もまた美しい花火が見られますように。
2012-07-24 Tue
テディベアコンベンションは出展者もまた場合によってはお客の立場だったりします。 だってだって、こういった趣味関係の祭典で、全く興味の無い人が作り手にまわるとは考えにくいことでありますゆえ。
わたくしもご他聞にもれず、引力に負け連れて帰ってしまったモノがいくつか。
その一部をご紹介いたします。
さてひとつ目。

▲おおかみパペット
たいそう恐ろしげなお顔で写っておりますが、実際はもっととぼけた愛らしさがあるのです。
お耳にstiff社のトレードマークのボタン。
調べてみると1960年代頃に発売されたwolfのloopyくんというらしい。
最大のチャームポイントは 牙☆
樹脂製?かなにかの少し硬質の、白くてとがったキバが上下二本づつ生えてます。
パペットなのに。子供用なのに。
ちょうどよく開いたお口から垂れ下がる少々だらしない加減の赤い舌と相まって素敵値はMAX!
「もう棚に入りませんよ」なる天からの制止の声を振り切るには充分な魅力でありました。
おおかみさん購入後、ウイットニーさんのブースでめがね拭きなどを見ておりますと、
傍らに古そうな印刷具合の、薄~い小冊子のようなものが。
昔のベア購入時に箱に同封されたstiffの小カタログのようでして、
本物か再販かよくわかりませんが、薄いわりには載っているアイテムが豊富で雰囲気も良し。
小物と一緒に持ち帰り、よく見てみると、ちょうど先のおおかみパペットが載っておりました!

こういう偶然は嬉しいですよね。
では2つ目。
いや、カタログや小物はこの際別枠ということで。
正しくはぬいぐるみ2体目。

▲ねずみのpiepsくん
片目しか見えてませんが、ちょっとお顔がゆがみ気味なだけで、ちゃんと両目あります。
このpiepsというstiffのねずみは、
自分が幼い頃、小さなぬいぐるみにしては高価で買ってもらえなかったもの。
大人になり、テディベアに興味を持ち、いろいろ調べていくうちに、
あの時のねずみはコレだ!と思い当たりました。
しっぽとボタンがなくて格安な一匹が先に家におりましたが、
せっかく出会いがあったのだからと連れ帰りました。
いやいや、会場には魅力的な出会いがありすぎて大変です。
ふらふら吸い寄せられるたびに浮かぶのは、例の「もう棚に入りませんよ」なる制止の声。
目にしっかり焼きつけ、後ろ髪ひかれつつその場を後にすること数知れず…。
ですが結局、最も大きく費やすのはモヘアなどの材料なり。
ぬいぐるみ職人はつらいよ。
2012-07-23 Mon
今回のベアコンベンションに連れて行った 我が相棒たちをご紹介します。


▲ドラゴン あずき
まだ幼いドラゴンをイメージしました。
手足はもちろん首にも尻尾にも小さな羽根にもワイヤー入り。
いろんなポーズが試せマス。座った高さ18センチくらい。
可愛がってくれる優しいマスターにめぐり合い、旅立った先で幸せに暮らしています。


▲すわりきつね
くちを閉じて腰掛ければしょんぼり。くちを開けてポーズをとればお調子者。
いろんな表情が見えてくるきつねさんです。
奥行きの浅い本棚にも座れるようデザインしていますが、足にはワイヤーが入っているのでまっすぐにも伸ばせます。
注) 右の写真は尻尾を見せるため寄りかかってなんとか立ってますが、実際立つのは難しいデス。
座った高さ16センチくらい。痩せ型。


▲しろつめくま
このくまも手足自由自在。 ふつうのベア座りはもちろん、
短い足をひざから曲げて、本棚にも腰掛けられマス。
昔のテディベアに、《ハグミーベア》というシリーズがありました。
穏やかでまろみのある表情の、いかにもだっこしたくなる素敵ベアです。
このくまはいわゆる逆の、「こちらから抱きしめにいくゼ」的な、
そのくせ実際は棚の上の方でこっそり見守るに留まる的なイメージ。 長いな!
座った高さ22センチくらい。


▲ちびどらごん
プチプライスなものも用意すべき?と思い立って急遽デザイン。
高さ7~8センチの手のひらサイズ。
頭のとげとげと羽根は本革。手足の付け根にはきらきら装着。
首についた金具でぶら下げ可。金具は取り外しも可。
今回は写真の黒いのともう一匹グレーの二匹のみ。
思いのほか需要があったので、もすこし仲間を増やすべきでした。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今回のコンベンションでは本当にいろいろ勉強になりました。
感動も反省も糧にして、作品に繋げて行けたらいいなあ。
2012-07-19 Thu
はじめまして。 ぬいぐるみ作りをしております、きろきと申します。
ようやくブログを開設いたしました。
よろしくお願い致します。
さてさて、まずは先日有楽町の国際フォーラムにて開催されました
テディベアコンベンションのお話から。
終了からだいぶ経過して今更感満載ですが、
お付き合い下さるとありがたいです。
去る7月7日・8日の土日2日間、
国際フォーラムは 全国からお越しの
ベア好きさんで埋め尽くされました。

▲こちらは2日目 だいぶ落ち着いてマス
特に初日は入場制限がかかるほどの大混雑!
各ブース間の通路はぎゅうぎゅう詰めでなかなか進めず、 お客様はお目当てのブースに行くも留まるも大変なご様子でした。
そんな中、わたくしきろきは仲間とつるんで初出展。
初日の開演後しばらくは、皆さんお目当ての作家さんへまっしぐらです。
当然我々など蚊帳の外。
はじっこのブース裏で 「すごいね~。お客さん多いね~。不況のさなか嬉しいね~。」
などと、眼前の熱い戦いを圧倒されつつ眺めておりました。
ですが!!この混雑はわたくしたちにも少なからず恩恵を与えてくれました。
すし詰め通路から押し出されたのだとしても、 移動のついでであったとしても、比較的すいた場所での骨休みだったとしても…
考えていたよりも多くの方々にわれらのブースを見て頂けたように思います。
そして何人かの方には存在を認識していただけたかも…。
それぞれの友人たちも次々に訪れ、華やかにブース前を彩って。
足を運んでくださった上に、作品を連れ帰って下さる方も。
嬉しいやら申し訳ないやら、ただただ感謝、感謝でした。
2日目はさすがに人の往来に余裕ができましたが、 それでもまんべんなくお客様はお見えになって、
すいている印象にはなりません。
作家さんとのやりとりを楽しんだり、作品の説明を聞きながらじっくり選んだり。
有名作家作品争奪戦の初日とはまた違った、
2日目ならではの良さを堪能できるのも、このイベントの良さだと感じました。
では、次回は今回お披露目となった kiroki 作品のご紹介をば。